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複製

ご注意 Q&Aはあくまで参考程度でご理解ください。
ちょっとした事実の相違で結論は変わってしまうことがあります。
詳しくは「著作権のひろば」本編などをご覧ください。



E01 写真を見て描いた絵
  • 雑誌などに掲載された写真を見て自分で描いた絵を、ホームページで使用する場合は、写真をそのまま複製しているわけではないので、複製権の侵害にあたらないと思いますが、どうでしょうか?

A、写真をそのまま印刷したり、複写機でコピーすることは「複製」行為にあたります。「写真」を見て、その写真を「絵」として表現する場合については非常になやむところです。
 写真を「参考」にして絵を描くことは「複製」ではありません。では、「複製」と「参考」の線引きはどうするのか、というと、これは非常に難しい問題です。
 イメージ作りを助けるために写真を見たのであれば、複製ではないでしょう。
 他人が撮影した写真の構図を頭に思い浮かべ、それをそのまま表現した場合には、その写真の構図にかなりの独創性があれば複製にあたるという解釈も可能かもしれません。しかし現実に存在する風景や建物などを絵として表現する場合には、たとえその前提として他人の写真をもとにしていたとしても、複製権侵害になるとは考えにくいです。
 私個人の考えとしては、写真の構図については、風景写真など実際にあるがままのものを撮影したような写真ならば、この写真を見て絵を描いたとしても複製権の侵害にはならないと思います。 なぜなら、同じ場所に行けば誰でもおなじ構図を見ることができるし、その写真の創作性は単純な構図の部分よりも、その光の加減その他の部分に存在すると考えるからです。
 しかし対象物が動いていたり、生物や人間であったりして同じ現象として全く同じ構図を再現できないのであれば、それを真似することは複製権の侵害だというふうに解釈できると思います。
 特定の人しか立ち入りできない場所で撮影した建物や風景などの写真をもとに絵画やイラストを描いた場合については、その写真が貴重な写真であるかどうかは著作権法の判断には関係が無く、ただ複製された部分が表現として創作性があるかどうかが重要なポイントになると思います。
 


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