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著作物の利用
ご注意 Q&Aはあくまで参考程度でご理解ください。
ちょっとした事実の相違で結論は変わってしまうことがあります。
詳しくは「著作権のひろば」本編などをご覧ください。





C02 小説の文章の一部をブログにのせたいのですが
  • ある小説を読んでいてとても感動した部分があったので、その文章を自分のブログに載せて、自分がどのように感じたかを解説したいのですが、これは著作権にひっかかるのでしょうか

A、著作権法でいうところの「引用」にあてはまるのであれば一応問題なしと言いたいところですが、引用の要件は意外と厳しいものです。

1、引用することの必然性
 他人の著作物を引用するからには、どうしても引用しなければ自分の主張ができないのだ、という必然性がなければなりません。その主張についても、ある程度の公共性、学術性が必要だと考えられます。
 自分が好きな部分を抜粋したというだけでは「必然性」としては弱いと思います。
 かといって必然性をどのように線引きするべきかは非常に難しい問題です。
 少なくとも、自分が第三者に伝えたい主張というものがあって、その主張を理解してもらうためにどうしても必要な部分だけを転載するべきだと思います。

2、区分けがはっきりしていること
 どこからどこまでが引用部分であるのか、がはっきりしていなければなりません。カギ括弧などで、はっきり区分けしてください。あなたの文章と、引用された文章とが読者に誤解されたりすると著作者に迷惑をかけるおそれがあります。

3、主従関係にあること
 引用された部分はあくまで付属的なものであり、本文を主とするならば、引用部分は従たる関係でなければなりません。
 
4、出所の明示
 引用部分がどこからの引用であるのかを、わかりやすく表示しなければなりません。
 
以上の要件を全て満たしていれば適法な引用であると解釈されることが多いです。
 引用の解釈はあいまいで難しいし、トラブルになることもよくありますから、慎重に判断してください。
 WEBの場合、著作者よりもブログを見ているユーザーからの非難の方がトラブルになりやすいかもしれません。



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